企業ブランドデザイニング

book004.jpg企業ブランドを確立させるために重要な、ブランドデザイン開発の戦略と実務について書かれています。著者である原田氏(プラクシス株式会社)は350社以上のブランド開発にデザイナーとして携わっているのもあり、説得力のある内容になってます。

ブランド理念の共有、ネーミング・ブランドロゴの重要性、視覚伝達ツールの整備・システム化、ブランドデザイナーの役割などが主な内容になってます。最も印象的だったのは『社員に企業理念をいかに浸透させるか』ということ。ブランドをつくるにはまず中身からということですね。企業をつくるのは人であり社員です。社員は企業をうつす鏡だといっても過言ではないでしょう。デザインツールの統一やシステム化などもいいですが、実はこれが一番重要な項目のような気がします。

またブランド開発にあたってのネーミングの重要性も興味深い内容でした。ほとんどの企業は安易に会社名をつけがちですが、ブランディングではすべて計算して名前も考える。まぁ当然と言えば当然ですが、大部分の経営者は今の所そういう意識はまだまだ薄いような気がします。本書では社名も社員への企業理念の浸透への一要因となる重要な要素だと書かれています。

本書を読んで、ブランドを確立するというのは、ほんとに大変で地味な作業になるんだと感じさせられました。仕事としてはすごく面白そうだし、やりがいもあると思いますけどね。
ちなみに世界一のブランド企業はコカコーラで、そのブランド価値は7兆円にも上るそうです。これは7兆円でコカコーラを買収出来るかというものではなく、あくまでブランドとしての付加価値が7兆円程の価値だということです。付加価値が7兆円ってすごいですね・・・想像がつかないです。

企業ブランディングに興味のあるデザイナーや経営者の方は、一度読んでみてはいかがでしょうか。もちろんそれ以外の人にも参考になると思います。個人的には良書だと思います。

企業ブランドデザイニング

Posted by ususu / Date: May 9, 2006 10:19 PM

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