経営者には美意識が欠かせない
株式会社たねや代表取締役社長、山本徳次氏の言葉です。
「自分(経営者)には美意識がない、デザイナーに任せておけばいい、という姿勢ではいけません。デザイナーの力を引き出すのは経営者なのです。」
お菓子づくりを総合芸術と例える氏の言葉には、共感出来るものが多々ありました。たねやの製品、これからはじっくりと見てみようと思います。
佐藤可士和のWebデザイン
前々から話題になってる、佐藤可士和氏によるWebデザインの仕事。なんか知らん間にリニューアルしてた。本当に佐藤可士和氏がデザインしたのか未確認やけど、たぶんそれっぽいね。前に新聞に掲載されてたラフ案とほぼ同じだし。
サイトデザインの感想としては、キレイに収まったね、って感じ。ECサイト独特のワクワク感が全然ない。まぁでもキレイに整理されてる分、見やすい事は見やすいし、サイト自体も軽く軽快に動く・・・が、やっぱりアンチテーゼ止まりのような気がする。う〜ん、今回のこの仕事は残念・・・。
でもユニクロの方は、中村勇吾氏らと面白いことしてくれそうなので、そっちは激しく期待してますです、ハイ。
"Good design is good business"
よいデザインは、よいビジネスである
IBM初代社長の息子である、トーマス・ワトソン・ジュニアの言葉です。経営者としての考え方は人それぞれ違って当然ですが、この考え方には賛同出来ます。最近は企業の社会的責任(CSR)が注目を浴びているのもあり、企業としての社会的・文化的貢献がより重要になってきています。そういった意味も含めると、「よい経営をめざすのなら、よいデザインを目指す」ということは当然ではないでしょうか。これからの情報社会において「中身がよければ、外見は二の次」という考え方だけでは通用しないような気もします。
デザインと芸術の違いは、デザインは常にユーザーの視点に立ち、そのデザインができるだけ多くの人に歓迎されることを考えて創ることだと思います。また、優れた機能的デザインは、製品の性能を向上させること、無駄な経費を省くことにも貢献し、最終的に企業の利益に結びつくものでなければならないと思います。
ブランディングの効果
多くの企業は規模が大きくなるにつれ、パンフレットや会社概要・名刺などの印刷物をその時々で制作する為、その種類が膨大に増えていきます。制作コスト・管理コストなど、これだけでかなりのコストがかかりますが、ブランディングの一面には企業媒体、展開アイテムのデザイン統一というのがあります。これは今までの媒体を整理することで、大幅なコストダウンを可能にしつつ、企業のイメージアップを図るというものです。
「ブランディングで制作物を整理統合することで、30%のコストダウンと120%のイメージアップが可能」と言われています。これだけでもブランディングをする価値は十分にあるのではないでしょうかね。結局、デザインが企業に対して一番貢献出来る部分ってのはブランディングにあるんじゃないでしょうか。
デザインと心理学
デザインとかアート・写真など視覚的な表現が主となる分野って心理的なものが結構大きいと思っているので、心理学をちょこちょこ勉強してます。人間工学も心理学と工学から生まれた学問ですし、アフォーダンス理論も心理学から生まれたものなので、学問としても興味深いです。まださわりだけですが、「記憶のメカニズム」や「場の理論」の考え方、消費者の行動を研究する消費心理学、など色々あって楽しそうな感じです。
こういう知識があるとクライアントへの提案も説得力が増すと思いますし、今までと違った視点で、物事を見たり考えたり出来る予感がします。
ブランディングについて
ロゴだけに何千万とかける企業もいれば、一般から応募を募り何万円ですませてしまう企業もあるのが現実。これは企業のブランディングという活動意識の問題だと思います。何千万もかける企業はロゴを創る目的のその裏にあるブランディングのことを考えているような気がします。はっきり言ってしまえば、カッコいいだけのロゴであれば誰でもつくれる。確かに見た目もある程度必要やけども、その裏にあるブランディングを意識しながらつくれるデザイナーや企業は限りなく少ないと思います。
ものつくりのセンス
デザイナーに天才的なセンスなんて必要ない。僕はそう思ってる。
ものつくりとは何か、クリエイティブとは何か。もしお金を払って教えてもらえるのなら大金を積んででも教えてもらいたいものだけど、これは自分にしか分からない。これから生きて行く上で永遠かつ最大のテーマです。

