ブランディング・カンパニー 成功する9つの法則
内容は「ブランディングとは何か」から「ブランディンカンパニーにとして永続させる」までの、ブランディングについての一連の流れについて書かれています。対象としているのは基本的に大企業です。またブランディングについての色々な数値データがあるので、資料づくりにも役立つかと思います。
本書を読んで、欧米に比べると日本企業はお国柄もあるのか企業自体の「らしさ」が足りていないと感じます。企業理念や社訓に関しても、欧米では日本企業のものよりもより詳しく丁寧に記載してあるそうです。
その背景として、欧米の企業は様々な人種が集まるので、言葉をより詳しく明快にしなければ、その理念が伝わらないということもあるのですが、それが功を奏してか、うまく社員に企業理念の共有化ができているのではと感じます。企業の「らしさ」を伝えるのは広告や広報活動でも可能ですが、一番の媒体は社員ですからね。そういえば前職の企業の企業理念というのが何だったのか思い出せません・・・前職が特別だったのかもしれないですが、個人的な感覚では、日本の企業は「企業理念の共有化」という意識が薄い様に感じます。本書にもありましたが、日本は明らかに「ブランド後進国」でしょう。
社員に企業理念の共有化が出来てると、何かのサービスを始めるにしろ、広告・広報活動を行うにしろ、根底には「企業理念」があるため、本来のコンセプトは同じで、企業メッセージの一貫性が保たれるんでしょうね。
本は最初から読み始めるが、ビジネスは逆だ。最後から始めて、そこに達する為にしなければならないことをする。
ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 - 風景写真
月刊誌「ナショナルジオグラフィック」の写真家たちが、撮影の基本テクニックからプロの撮り方までを幅広く解説してくれています。またこの書籍はシリーズ化していて、風景写真編の他にも、人物写真編・モノクロ写真編など、色々あるみたいなので興味ある人は是非。
今回読んだのは風景写真編ですが、全体の感想としては基本的なことが多いと感じました。あまり突っ込んだ所まで書いていないので、どちらかといえば初心者の方にオススメです。所々にプロの写真家が撮った写真の解説があってその辺がすごく勉強になります。引用になりますが「ファインダーに写っている全ての要素が、その場所について何かを物語るように」とあったのが印象に残っています。そういう写真を撮るのは、もっと足をつかわないといけないんだと改めて痛感させられました・・・ほんと写真って奥が深いと思います。
傑作写真とは、見る人がその場を旅している様に感じ、写真家がそのとき抱いた感情が伝わるもの
企業ブランドデザイニング
企業ブランドを確立させるために重要な、ブランドデザイン開発の戦略と実務について書かれています。著者である原田氏(プラクシス株式会社)は350社以上のブランド開発にデザイナーとして携わっているのもあり、説得力のある内容になってます。
ブランド理念の共有、ネーミング・ブランドロゴの重要性、視覚伝達ツールの整備・システム化、ブランドデザイナーの役割などが主な内容になってます。最も印象的だったのは『社員に企業理念をいかに浸透させるか』ということ。ブランドをつくるにはまず中身からということですね。企業をつくるのは人であり社員です。社員は企業をうつす鏡だといっても過言ではないでしょう。デザインツールの統一やシステム化などもいいですが、実はこれが一番重要な項目のような気がします。
またブランド開発にあたってのネーミングの重要性も興味深い内容でした。ほとんどの企業は安易に会社名をつけがちですが、ブランディングではすべて計算して名前も考える。まぁ当然と言えば当然ですが、大部分の経営者は今の所そういう意識はまだまだ薄いような気がします。本書では社名も社員への企業理念の浸透への一要因となる重要な要素だと書かれています。
本書を読んで、ブランドを確立するというのは、ほんとに大変で地味な作業になるんだと感じさせられました。仕事としてはすごく面白そうだし、やりがいもあると思いますけどね。
ちなみに世界一のブランド企業はコカコーラで、そのブランド価値は7兆円にも上るそうです。これは7兆円でコカコーラを買収出来るかというものではなく、あくまでブランドとしての付加価値が7兆円程の価値だということです。付加価値が7兆円ってすごいですね・・・想像がつかないです。
企業ブランディングに興味のあるデザイナーや経営者の方は、一度読んでみてはいかがでしょうか。もちろんそれ以外の人にも参考になると思います。個人的には良書だと思います。
すぐに役立つとっておきの考え方
人間の自尊心のことについて書かれている自己啓発的な本です。内容は「自分を受け入れる」、「他人に認められる必要はない」、「競争は有益か」など、一つ解釈を間違えると危険な内容ですが、個人的には面白かったです。ただ、好き嫌いがはっきりと分かれる本だと思います。
特に興味深かったのは「否定的な感情は自然か」ということ。本書では「あらゆる出来事は肯定的でも否定的でもなく、本質的には中立だ」という考え方に基づき書かれています。要は自分の考え方次第だということです。例えば「待ち合わせの時間になっても待ち人がこなくてイライラする」といった怒りの感情。これは本当に自然と『怒り』という感情が出てきたのでしょうか。
本書ではこの答えは「NO」である。「イライラする」「イライラしない」という選択肢があるのに、私たちは小さい頃からの経験、習慣で「イライラする」を、無意識のように思う意識的な中で選択しているのにすぎないということ。さらにはこの否定的な考えは自尊心を低くするのに非常に貢献していて、自尊心を高める事は幸せな人生を送れるようになることに等しいと筆者は言っています。
「幸せな人生を送りたいですか?」と聞かれると、99%の人が「YES」と答えるだろうが、ほとんどの人は上記の例の様に、その思考とは矛盾した行動をとっている。生活の中にある無数の選択肢を肯定的な選択にすれば、どれだけ幸せな人生を送る事が出来るだろうかということをコンコンと説いています。本書を読んで考え方が広がったし、面白い考え方だと思うので、本当に幸せな人生を送りたい人、自尊心を高めたい人は是非一度読んでみてはいかがでしょうか。
ちなみにamazonでの評価はものすごくよかったです。

